メディア掲載

2015/07/28

ザ・セントラル　業界の新聞に掲載されました。

ザ・セントラル　第４７５号

Men’s 大東京 3代目岩下誠の「大東京物語～親子3代理髪への想い～」が記事として紙面１ページに紹介されました！
また、「写真で見る戦前から創業８０年までの歩み」Men’s大東京の写真が１４枚掲載されました。
掲載紙面

【大東京物語　～親子３代理髪への想い～】Men’s大東京岩下誠

大東京のサロン作りは、祖父岩下純吉の１冊のノートから始まった。祖父の情熱と理髪への想いが、そのノートにぎっしりと書かれていた。

・１度思い立って決めた定め事は、やり遂げないといかん
・何でも良いから１番に成ろう
・人が真似の出来ない事をやろう
・・・と１ページ目のノートに書き綴ってあった言葉が後の大東京の２代目、３代目に受け継がれるものとなった。

大東京の歴史は、初代が考案、設計した、業界初の「収納式前流し」設備のある椅子5台の理容所を１９３３年（昭和8年）12月21日に祐天寺駅前に、｢理髪大東京｣としてオープンしたことから始まった。斬新な経営と巧みな広告活動により、快進撃が続く。翌年東京で最初の試みとして夏は早朝６時よりモーニングサービスという同業者の真似の出来ないイベントをやり、開店１周年には屋上に、万国旗とサイレンとスピーカーをつけた。３年目には、そのサイレンと共に大東京は有名になった。昭和１６年、店の大改造で椅子１０台とし、大きさで東京１番に成った。その後戦争へ突入、強制疎開で店が壊され、１０年逆戻りして、０からのスタートとなる。昭和２５年本建築で店を戦後の日本の復興に合わせて大東京も席数を９席にし、そして店内が見える総ガラスの店にした。昭和３４年には、理美容室初の完全冷房完備の整った近代的な理容室をオープン。その後、武蔵小杉駅前店、武蔵新城店の支店を次々と開店させる。

初代から 2代目岩下巖（本校7期）へ。変わることのない基本姿勢と、変わり続けるためのチャレンジ精神を初代の理髪哲学から学び、本店の祐天寺店を任される。昭和59年12月｢理髪大東京｣を｢ヘアーサロン大東京｣として新築ビル建設し、翌年には｢CITY美容室｣を。トータルビューティの考えからレディースシェービングも出来るエステ室を平成12年に増設。顧客からの支持が強い。

３代目岩下誠（本校４３期）へ。平成20年｢ヘアーサロン大東京｣をメンズに特化したワンランク上の理容サロン「Men’s大東京」としてリニューアル。さらに女性のお顔剃りのニーズから幅広いシェービングメニューを揃えた「シェービングエステサロン CITY SPA」をオープンさせる。大東京の新しい取り組みは、訪問理美容サービス。またストレス社会に、誰もが癒しを求めるようになり、男性エステや本格男前シェービング、ヘッドスパのメンズメニューを導入し、多数のメディアで好評価をいただいている。

初代の不言実行の精神と大東京の理念でもある「全てお客様の為に」「親切、丁寧、笑顔、迅速」の言葉を胸に私は、理容、美容の垣根を払い、古きよき伝統を大切にしながらも、常に新しいサービスに目を向け、お客様が喜んでくれる事を常に考えている。

初代理髪の揺るぎない精神が、２代目、３代目と語り継がれ、その理髪への熱い想いを持つ続けることが次の世代へと受け継がれていくものだと私は信じている。

【写真で見る戦前から創業８０年までの歩み】

昭和８年開店　内装（店内の様子）