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吉川 佑人
『Nosferatu /ノスヘェラトゥ』鑑賞
5/26
『Nosferatu /ノスヘェラトゥ』
1860年代ドイツ。
山脈の奥に佇む古城を売るという伯爵の元へ向かう不動産業者の夫を友人宅で待つ新妻エレンが夜と共に男の存在に怯え心身に異常をきたし、彼女に会う運命を果たす為に、生き血を貪り街に病を振り撒く悪鬼”ノスフェラトゥ”が降臨する秀作ゴシックホラー!



恐ろしく美しい画。

ブラムストーカー原作のドラキュラを基に非公式に映画化されたサイレント映画「ノスフェラトゥ」を監督独自の視点でリメイク!

観客を没入させられる薄暗くも独特の雰囲気を放つ画作りに加えビビらせ所はちゃんとホラー映画して1番怖かったリリー=ローズ・デップの怪演が凄い!






今作で次々と絵画の様に美しくも、何処かに潜む影と闇の恐ろしさを兼ね備えて魅せるロバート・エドガース監督馴染みの色合いを抜群に決めたタッチの連続する光景をスクリーンで目の当たりに出来るのも醍醐味。
1番気に入ってるショットは覚醒し瞳孔が真っ白になってるノスフェラトゥのドアップ肉眼😱


今作で愛する夫と出逢う前に、心から助けを求め闇に懇願した事で永き眠りから覚ましたノスフェラトゥと精神的感応で繋がりを経て性欲的に満たされ慰めを受け焦がれた女性エレン。


そんな複雑過ぎる役柄をバチバチに衣装を決め魅せる上に怖過ぎるイってる顔芸まで披露したリリー=ローズ・デップの怪演に加えて、新婚故に以前までの孤独感を抱える1人の人間の女性としての精神的に脆く弱い部分を曝け出して変貌する行動とを垣間見せた演技が本当に存在感たっぷりに味わえる。


なんだかんだで喘ぎ声が意外とエッチだったし、海外モデルを務めてたからヌードも👌という監督にとって新たなミューズ女優だよ


リメイク版ITのペニーワイズにてその圧倒的なる存在感と目ん玉を自由自在にCG使わずに操れる変人俳優ビル・スカルスガルドがまたもや声色を変えて特殊メイク&スーツにて怪演するオルロック伯爵/生き血を求める不死の悪鬼ノスフェラトゥ


全貌がハッキリ明るく見せるのは最後の最後ではあるも、怖過ぎる。


全貌を見せずとも、不気味な声色を持つ年寄りと振る舞いながらシルエットと存在感が一々恐ろしい古城での登場シーンが実に印象的でもあるし近年観た「デメテル号 最後の航海」でも見せた船上にて乗務員の生き血を吸い襲う描写に加えドイツ到着後にて幼子2人を肉の塊に変え殺す残忍振りは化物だった…

恐らく初めてエドガース作品に参加するアーロン・テイラー=ジョンソンに関しては、何も悪くないのに友人の妻を預かってただけでノスフェラトゥによって可哀想なくらいに精神的に追い詰められる紳士さん😂
原作ではヴァンヘルシング教授の役を担う名優ウィレム・デフォーが奇人変人な天才教授で参加!

そして彼に加えてエガース監督作品の常連として再び顔を連ねるラルフ・アイネソンが低音ボイスにて全然役に立たない精神病院の医師役として参加!
これだけの名優男性陣が揃いながらも全員まとめて何も出来てないっていう物語においては添え物だよっていう滑稽な存在として扱われるの凄いからね?
☆☆☆☆

