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『シン・ウルトラマン』IMAX2D版
突如として巨大不明生物”禍威獣<カイジュウ>”が出現し未曾有の危機に瀕した日本。

政府はカイジュウに対抗すべく特別編成隊である”禍特対<カトクタイ>”を設立するも自衛隊が保有する通常火器兵器では歯が立たず絶体絶命かと思われた時、宇宙から飛来した銀色の巨人<ウルトラマン>が出現し事態が一変してゆく特撮映画

唸るファン殺しの冒頭5分にだけマジ感服✨
今作は”純愛”の傑作選！

そ〜んなに期待値上げて見ると返って自爆死する今作は、庵野さんと樋口さんによる「初代ウルトラマン愛」、「空想特撮」という作品への最大限へのリスペクトとやりたい様にやり冒頭から終幕まで随所にファン悶絶爆笑の小ネタをあらゆる角度でブチ込んだオタクによる究極の純愛ウルトラマン傑作選なのよ。

予告編の時点で既に危惧していた”予算”をものともせずチープで安いCGを最大限に使い大暴れしてくれた愛しのネロちゃん=ネロンガやガボラとXXXXXXX(＊頭違くてボディ同じ)の怪獣2体による懐かしさと時代の進化を意味する現代的要素を含み掛け合わせたリスペクトデザインと”鳴き声”の素晴らしさは当時から続く怪獣愛だった。

＊に関して言うと当時の製作費を抑えるための努力として幾多の怪獣たちがネロンガやガボラ同様に頭だけ細かく変えてスーツを使い回しし、スーツの色を変えたという小ネタ

今回の怪獣のマイナス点としては「生物感」が一切感じられ無いって事くらいだったかな…

ヨダレ垂らすとかせめて皮膚の光沢をもう少し抑えてくれればいいのにな〜って。

“外星人”として登場する庵野さん大好きなキャラにして声優の津田健次郎による青野武リスペクトもぶち込んだ口調も加わり出た時点で”やる事分かる”口元が令和になっても相変わらずキュートなザラブ星人

紳士的口調で言葉巧みに己の野望を叶えんとする狡猾で好きな言葉が多過ぎるぞ！

メフィラス星人
の活躍は「予算」という苦しくも現実的なCGが施す愛の形で涙が出るくらい残酷かつ明白…

このご時世に復活し人間の”可能性”に惚れ込み命を懸けて戦う人の姿をした宇宙人ウルトラマンによる「あの懐かしさ」が大画面に蘇り、それを支える庵野監督視点で魅せるカメラワークと画角&画像調整+ 鷺巣詩郎が手掛けるオリジナル音源楽曲&エヴァ要素盛り込みサントラ+効果音の全てが結集した愛を見よ！

そしてザラブ星人が登場する事に際してネタバレでも何でもない、勘のいい人は自ずと分かると勝手に思っているのは「ニセウルトラマン」出ます‼️

「シン」ユニバース作品
要はね、庵野監督と樋口監督は自分達を含め熱中させてくれる「驚きと喜び」を常に与えて創造性を養う機会を齎した我らが日本が誇るべき巨匠にして至高の存在である神様の円谷英二へ最大限の恩返しである

色々と言ってきたけれども結論はこれだけ。TwitterやSNSでの感想を当てに鑑賞するのもいいですが、これは先ず自分の目で見て聞いて感じて欲しい映画です
「百聞は一見にしかず」という言葉があるでしょう

私の好きな言葉です
それでは。

☆☆