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『NANNY』
祖国に幼い息子を残し米国で白人女性の娘のベビーシッターを引き受けたシングルマザーが日々仕事に励む中、給料の未払いに息子の心配と仕事の過度なストレスが彼女に追い討ちを掛け幻想と現実の境が曖昧になって行くスリラーホラー

残酷な仕打ちと新たな生命が繋いだ未来。

ブラムハウスさん、重苦しく真面目に作りすぎですよ…
頭にあるのは祖国に残し毎夜毎夜の様にビデオ通話で話す一人息子の事のみ。

彼が米国に来れる資金を稼ぐ為に事細かに料金発生のベビーシッター代を帳簿に記す真面目ではなく、普通の事をしているシングルマザーが安らげる時間は僅か…

時間の無い依頼主の母親に代わりに面倒を見て、一緒に過ごす時間が長い少女に気に入られて打ち解ける仲にまでなったベビーシッターに嫉妬し、料金未納を棚に上げ誰もが口走りたくなる仕事への愚痴とストレスを口にするミッシェル・モナハンの演出は悪く見えたら正解かもしれないが、誰もが辛いのだ。

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