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『LAST NIGHT IN SOHO /

ラストナイト・イン・ソーホー』2回目
“貴女は悪くない”
2人の少女が大都会へと抱いた夢×夢に巣食う男たちの欲望の影を照らす怪しきネオン光と60’s音楽に心奪われ”憧れが呪い”へ”恋心が憎悪”へと変わり女性搾取の消せぬ過去を背負った未来を行き来する虚実体験トリップ

ホラー忘れて不思議な読後感に思わず涙する

鏡に映り込む夢×現実、時を超えて交わる少女の運命⏳

ただのホラー映画という括りでは収まらないポップな60’s音楽と怪しきネオンライトに彩られた自戒的内容をCGに頼らず拘ったロンドンという街並みを活かし酔わすロケ地に加えて魅せる素敵な入れ替えクルクルダンス優勝✨

#ラストナイトインソーホー

「夢」を大都会に持ち込み、夢の中の60’sロンドンで「憧れ」を見つけた少女が影響を受けて髪を染め上げ同じ服を買い纏う「願望」を叶えて行く心情から一転して夢に対して抱いて行く「悲しみ」・「恐怖」を上手く演出したネオンライトの青色と赤色の効果的な使い方が凄い！

実質的に単独主演になったマッケンジーちゃんを差し置いて彼女の存在感を途中まで食べていたキーパーソンの役割を果たしていたアニャ・テイラー=ジョイの存在感と中盤でコロコロと変わって行く妖艶なる衣装を着て踊るシーンは素敵であったし、同時に怖くもあった。

現代人の少女が堪能する楽しくて素晴らしい60年代の夢と恋のすぐそばに広がる闇の世界で展開されるホラーの中に潜むSFと青春物語…

ミスマッチに聞こえるロマンチック溢れる60’s当時の絶望的で抑圧、男性と女性の関係性を意味する歌詞を持たせた楽曲の数々を背景にホラー満載の映像展開は正に夜の青春。

“ロンドンは危険な街”
少女たちの視点で描いた恐怖の本質と現実を生き抜く為のサバイバル体現するかの如くエドガーライト監督が作品のリズムと展開に合わせて伏線とメッセージの意味を込めた冒頭からフルスロットルでカマす60年代ヒット楽曲の数々！

渋谷PARCO内の劇場入り口前に展示されていた劇中で使用された衣装が素晴らしかった。

☆☆☆☆