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吉川 佑人
『INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY / インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』IMAXレーザーGT版 鑑賞
7/3
『INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY /
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』IMAXレーザーGT版
考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズの前に名付け子ヘレナ現れ彼が若き日に発見した歴史を変える力を持つ伝説の秘宝<運命のダイヤル>の話を持ち掛けるも、秘宝を狙い元ナチスの科学者フォラー一派との争奪戦を繰り広げる

こんな終わり方観たくなかった…
あの楽しかった頃のアドベンチャー精神は何処へ?

スピルバーグ×ルーカス+ハリソン・フォードと音楽ジョン・ウィリアムズの4人が手掛けたアドベンチャー映画の金字塔が「クリスタル・スカルの王国」から約15年振りにスクリーンに帰って来た✨
あれだけ楽しみに待ってたのに、ワクワクするのは最初だけで観たかったものとはかけ離れた終盤と哀愁漂う人間ドラマに落ち着くDisney仕立てに😞


最新のCG技術によって殆ど違和感の無い80年代の頃の若返りインディの顔でいつもながらのドタバタと馴染みの格好と耳に心地よい、あのパンチ🤜音で鞭を振るいナチスばっかりの列車を舞台に大暴れする冒頭20分程度の
アクションは本当に「懐かしさ」と「ワクワク」がセットになっていて文句無しで良かった!



何でこんなにも唐突に手を替え品を替えの様にチェイスシーンを無駄にブッ込むのか訳が分からない。
過去作の様な「奪われて追う」をやるのは構わないのだが、説明不足にも程があるから気分的に乗れないし盛り上がれない…
80の老体に鞭打ち何処まで本人がやってるのかの曖昧にしたアクションも勿体無い…


インディアナ・ジョーンズ
本名:ヘンリー・ジョーンズ2世
有名な考古学者にして冒険家としてナチスや秘密結社、ソ連の陰謀を打ち負かして来た人物でもある。現在は恋人マリオンと結婚し教授としても充実したかの様に思われたが…
80歳となったハリソン・フォードが衰え知らずのタフなパンチ魅せる今回。


“今度は冒険じゃない”
しかし、馴染みの姿を見せてくれたのはほぼ冒頭くらいでしかなかったジョンジー。
舞台となる今作の時代設定に相反する様に人間が月面を歩き盛り上がる世界で1人、孤独に人生を過ごし”時間”の中に取り残された頑固な爺様と化した哀愁漂う彼の姿は我々が見たかった彼では無い…



ユルゲン・フォーラー博士
ナチスの下で長年に渡り世界の財宝や秘宝を探しては盗んで来た物理学者。
現在はある野望を完遂させる為にインディに奪われた秘宝を狙い部下と共に付け狙う。
平気で他人の命を奪い去る冷酷無慈悲なマッツ・ミケルセンの存在感と悪としてカッコいいがポンコツなキャラが好き!

悪い意味で
興奮度0%
懐かし度50%
御約束守り度5%
ワクワク度もあまり無いアドベンチャー映画は見た事ないし、アクションの中のユーモアや敵さんが酷い目に遭う悪趣味も皆無な今作はスピルバーグ監督が手掛けた完璧過ぎた前3作品のような要素を求めたものが無くひたすらに「何コレ?」を味合わされる。
(何を求めるかで批評が180度変わるだろうけど、懐かしのテーマ曲を掛ければ楽しめると踏んだファンをバカにするのも良い加減にしろ!と言いたくなる様ななまっちょろい演出のせいで初めて映画館を出たいと思った。)
今作が最後だと考えると非常に寂しい…
さようなら、インディ。
☆

