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『GODZILLA (2014) / ゴジラ 』

日本が誇るべき特撮怪獣映画!

子供から大人までこぞって人気でもはや知る人が居ないとも言える怪獣「ゴジラ」

1998年にもハリウッドで実写映画化されるも日本人やファンからは「走る巨大なトカゲ」

と大批判を受け、2004年の「ファイナル・ウォーズ」以来となる

2014年に公開されたハリウッド版は海外の怪獣オタクであるギャレス・エドワーズが監督となりWB(ワーナーブラザーズ)×レジェンダリーピクチャーズ製作で愛を実現させた「モンスターバース」作品の第1作。

1999年、フィリピンで炭鉱崩落事故を調査していた芹沢博士らは巨大な繭と巨大生物の化石を発見する。

同時期の日本の原子力発電所に勤務するブロディ博士は幾度と無く発生する直下型地震の影響で妻を失う。

それから15年後、ブロディ博士の1人息子はアメリカ軍の大尉となり日本でトラブルを起こした父を引き取りにかつて母を失った現場へと向かうが、彼らの前に巨大不明生物を追う謎の組織「モナーク」と会うも、地震の原因である巨大生物”MUTO(ムートー)”が繭から羽化してしまう!

ホノルルへと現れたMUTOを追い60年振りに姿を現したもう一体の巨大生物”ゴジラ”が上陸し、やがて二大怪獣の戦いは大都市サンフランシスコを戦場へと変えて行く…

予告編の災害規模の様子や街が破壊し尽くされた様からゴジラのみの活躍が期待された今作はそんな人々の裏をかきハリウッド版オリジナルの「vs」シリーズを作ってしまえ!意欲が感じられた今作。

ゴジラの演出がまぁ上手い!!

特徴的な背ビレ、上陸時の巨大でド迫力の津波描写、そして初めて全貌を見せるまでの「巨大」感演出。↓飛行機の爆発に慌てふためく人間たちの真ん前に出現する巨大な脚!!

これだけでも大勝利。

CG技術とモーションピクチャーを駆使しされ製作されたゴジラは「破壊神」では無く、日本で言う「ガメラ」の存在となり、地球の生態系を破壊する巨大生物を倒す為に現れる「守護獣」だったのは日本人ウケが別れたものの、ファンには”ギャレゴジ”と呼称される。

そしてハリウッドオリジナル怪獣となるMUTOはデザインや鉤爪から電磁パルスを放つという予想外の能力に脱帽。

しかもオスとメスが現れるという展開も凄い

予想外にも怪獣プロレス描写の尺が短く人間ドラマを優先されてしまい中々思う様な描写を見る事が出来なかったのは残念ながらも、お馴染みの「背ビレが青く発光し、放射熱戦を放つ」一連の流れを溜めて溜めて素晴らしきタイミングでお見舞いさせる点は評価したい!

☆☆☆