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吉川 佑人
『Glass Onion: a Knives Out mystery / ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』Netflix鑑賞
『Glass Onion: a Knives Out mystery /
ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
強欲な億万長者の招待状を受け取った癖が強く彼を恨む7人の友人たちと共に世界屈指の名探偵ブランが現れ、絶海の孤島で起きる殺人事件の謎に挑むサスペンスミステリー
権力に屈せず嘲笑う爽快感堪らぬラストに向かう会話劇と伏線回収抜群の起承転結が最高✨
続編でもありながら、単作として気軽に見れて楽しめる何処か舞台や雰囲気が往年のミステリー小説の様でもあるこのシリーズ。
田舎の屋敷が舞台だった前作から一転して現代のコロナ禍を舞台に曲者揃いの孤島で展開する今作は、潤沢ネトフリ資金を分断に使い美術や付箋含む会話劇とエンタメ寄りで面白い!
物語にあらかた関わる主要キャストが前作の面子と比べると個人的に驚く役者があまり居ないが、そんな今作でも爪痕残し的には皆頑張っていて中でもダントツで癖が強いかったのは、人を蔑み権力と富を武器にするクズで子供の様なエドワード・ノートンの感情面が変動する演技は久々に素晴らしいと思えた。
タトゥーの施し具合がまた凄い事になってたデイヴさんの拳銃を腰に入れて手放さない炎上系YouTuberの役所もバカじゃないの?と思わせるノリで演じてる様な役どころで楽しかった。
そしてカメオ出演者がまた馬鹿みたいに豪華でした✨
名探偵ブノワ・ブラン
コロナ禍ですっかり暇を持て余し、バスタブの中に引き篭もりZOOMで話し合いながら慣れぬゲームで負けると不貞腐れた矢先に招待状を手にし孤島へとやって来た世界位屈指の名探偵であり、弱者の味方である紳士。
前作で魅せた”訛り”を溢れ出していたダニクレの全てを見透かしている言葉巧みな話術とお喋り大好きな性格が前作以上に見れた今回は、そんな真面目に仕事していないかの様で曲者7人と億万長者の複雑な関係性を観察し見抜きつつ、真実を紐解き依頼主をスカッとするやり方に導く本当の意味での第三者としての立場と役回りに徹していた存在感は親しみ易く好き!
衣装面白い!
☆☆☆☆