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吉川 佑人
『EIFFEL /エッフェル塔 〜創造者の愛〜』鑑賞
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『EIFFEL /エッフェル塔 〜創造者の愛〜』
1889年、政府からパリ万国博覧会のモニュメントの”塔”の設計制作を依頼された設計士エッフェルは偶然、昔将来を約束した女性と再会し煮えたぎる恋心と倒壊を恐れる住民や労働者のストライキに直面しながら塔の完成を急ぐラブストーリー
世界に誇るシンボルは愛する人へ男が捧いだ愛の形。
アメリカ🇺🇸のシンボルとなった「自由の女神」制作に携わり成功者の地位に上り詰め新たな難題に取り掛かる設計士のエッフェル…
亡き妻の遺した子供たちの父親でありながらも、心の何処かで燻り続け声に出来ぬ想いを留めていた1人の男が再会したかつての想い人であった美しく若い女性との切なき運命に涙する。
設計士エッフェルが愛し、共に将来を約束し運命に抗えずに再会した事で彼と再び情熱的な愛を求め支えようとする女性アドリエンヌを演じたエマ・マッキーの演技が素晴らしい👏👏
Netflixドラマ「SEX EDUCATION』でブレイクした彼女が遺憾無く表情で物語る心情や濡れ場に加えラストで魅せる涙に感涙。
仕事に追われ地位を築いた現在と若く好奇心の強い女性との運命的な恋に奔走していた過去を思い返しながら展開する今作は、主人公の男性の視点で難題やトラブルに愛を描いている事で彼の心理描写が分かりやすく共感できる点と何よりも彼に愛され愛していたからこそ究極の選択をした行為に胸を打たれる。
☆☆☆