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吉川 佑人
『007/スカイフォール』
『007/スカイフォール』
世界各国の犯罪組織に潜入中の諜報部員のUSBメモリ奪還任務中に仲間の誤射で死亡。一方Mは警告文と共に爆破されたMI6本部を目の当たりにするが、それは壮大な陰謀の序章に過ぎなかった…
世代交代を促すシリーズ50周年記念に相応しいシリアスかつ壮大でスリル満点の大傑作‼️
冒頭のイスタンブールで繰り広げる任務
銃撃戦と建物の屋根をバイクで走行するバイクチェイスから一転して移動する列車の屋根での格闘!そして任務に失敗し瀕死の重傷を負うボンド…
そしてそのまま暗いトーンに持ち込まれ任務失敗を上に追及される上司M
そんな彼女の外出を狙い見せつけの如く目の前で爆破し吹き飛ばされるMI6本部
そんな危機的状況を知り「死」を楽しんでいたボンドが戦線に復帰し、武器担当係のQと対面。
「貴方が銃を使う間に僕ならパソコン1つで対処出来ますよ!」と若者らしい皮肉を老兵となったボンドに告げる楽しい会話劇。
ボンドに支給されたのは昔ながらのペン型爆弾ではなく”銃と発信機”という実に冴えないプレゼント🎁
MI6を遠隔操作で吹き飛ばした黒幕が雇った暗殺者と香港のネオン光に照らされながらの対決!(実に綺麗だった)
手がかりを追いマカオ、そして水先案内人を通して遂に黒幕と対峙したボンド。
しかし全ては巧妙に仕組まれ用意された黒幕の罠だった!
ロンドンを、ボンドの上司Mへの復讐のために暗躍する男に翻弄されて行く007とそれを見守る観客に絶妙なる緊迫感と面白さを与える中盤までの流れは何度観返しても素晴らしい!
コミカルな「駆け込み乗車」シーンはお気に入り。
そしてオリジナルのアストンマーティンDB5まで登場させ、007史上異色の敵地に乗り込むのではなく敵を誘い「実家」で敵を迎え撃つ「ホーム・アローン」へと雪崩れ込む!
ダニエル・クレイグ主演「007」シリーズ最高傑作!
☆☆☆☆☆