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吉川 佑人
『猿の惑星: 聖戦記』
『猿の惑星: 聖戦記<グレート・ウォー>』
“猿の惑星”の誕生と衝撃の真実が明かされる
猿<エイプ>と人類の全面戦争に突入してから2年が経過…
エイプの群れを率いるシーザーは人間の軍隊を統率する冷酷非情な”大佐”によるコミュニティへの奇襲によって妻子を殺されたことで憎悪に駆られたシーザーは仲間を新たな隠れ場所へと向かわせ、自身は僅かな仲間を引き連れ復讐の旅に出る
やがて巨大な要塞に辿り着いたシーザーは自分の犯した過ちとリーダーとして立ち上がる！
西部劇の様な演出と全編にわたる悲哀感がドラマを駆り立て盛り上げ、猿たちの活躍も涙を誘う。
前作を遥かに凌ぐ驚異的なVFXと種族の未来を賭けた最終決戦の先に待つ感動的クライマックス！
相変わらず素晴らしいとしか言いようが無いアンディ・サーキスによる魂をぶつける名演技の数々と彼の表情の微細な所までもリアルに映し出し進歩した技術で描き出すシーザーが凄い‼️
ウディ・ハレルソン演じる”大佐”の救いようの無い人間様の冷酷非情な演技も負けず劣らず圧巻の出来。
シーザー一行が復讐の旅の道中で出逢った
猿インフルの突然変異による影響により
“言葉を話せぬ人間”少女ノバ❣️
復讐というどん底真っしぐらのシリアス面強すぎドラマの救いでもあり、物語の中でシーザーの良心に働きかける存在となったアミア・ミラーの僅かな仕草と表情による演技に本当に救われる。
癒しのノバ同様にシリアスな一面を描く今作に緊迫感を一気に削ぎ落とし物語に救いを齎すコメディ担当バッド・エイプの存在感もまた面白い。
カナダで撮影され、大規模なセットを準備して作り出した収容基地や自然を巧みに利用した撮影、65ミリカメラで撮影され圧巻の自然美を映し出す映像美に惚れ惚れ…
☆☆☆☆☆