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『寄生獣 完結編』
“この種を食い殺せ”

パラサイトを狩る新一と彼を案じるミギーを他所に拡大する犠牲を鑑み、拠点である市庁舎に強行粛清を掛け特殊部隊を送り込む人類の前に最強の寄生生物・後藤が立ち塞がり、実験を続けて来たパラサイトマザーの田宮良子の変化を描くSFスリラー後編

ミギーに泣く。

沈着冷静で他ならぬ目的(実験)を持って行動して来たパラサイトマザー・田宮良子。
下っ端のパラサイトが束で襲おうとしても裏をかく術と戦闘能力を持つも、好まず人類との共存を模索して来た彼女が身籠った人間の赤児の存在での変化が見れる今作の他生物でも「愛情」を抱く様は感慨深いものがあった。

後藤
粛清を続けパラサイトらをショットガンの弾の嵐で一掃する警察の特殊部隊を前にしても顔色一つ変えず皆殺しにする高い戦闘能力を持った頭部を含め4体の寄生生物を一つの体に束ねた統率力を持つバケモノ！

存在感薄目なのに怖過ぎでしょこの人。
浅野忠信のピタリ賞🏆欲を言えばSAT全滅見たかった

なんだかんだで全てを持って行くヒロインの橋本愛ちゃんの芯の強さと幼馴染で彼を案じる愛情が愛おしい。

多くを失い「死」を前に絶望する新一と結ばれるSEXシーンはギクシャクしていた点が高校生らしいし、全ての決着が着いた筈のラストで殺人犯に対しての物怖じしないズバッと一言は褒めたい。

☆☆☆☆