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吉川 佑人
『ワンダーウーマンとマーストン教授の秘密』
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『ワンダーウーマンとマーストン教授の秘密』
心理学教授マーストンは助手の女学生に惹かれ彼と共に研究をする妻も彼女に心奪われた3人は嘘発見器の開発に取り組む最中、禁断の関係が明るみになり大学を追われるも心理学論の実論の証明に”ワンダーウーマン”をコミック界に誕生させた傑作実録ドラマ
嘘発見器の発明者で妻と助手の2人の女性を愛し共に愛された男マーストン教授が異端者として扱われる3人婚をしていた時代で、彼等だけの「愛」を守る彼女らを”ワンダーウーマン”という初の女性ヒーローのモデルとし教授の”フェミニズム思考(女性解放運動思想)”を推す象徴として誕生させた真実は美しい。
バーレスクの衣装が特徴的なワンダーウーマンの重要アイテムの投げ縄や腕輪など衝撃の誕生秘話を描き、マーストンの性的趣味をコミックの中に取り入れた匂わせ描写が読者や委員会など世間から問題視された自由思想への反感全てがWWに反映された事で、物語の奥深さや「愛」のテーマを知る事が出来る。
何かと奥が深いドラマだった。
☆☆☆☆