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吉川 佑人
『ワンダーウーマン』鑑賞
12/15 鑑賞
『ワンダーウーマン』
古き1枚の写真から思い起こされる過去の思い出は、世界を知らずに宿命に立ち向かう1人の未熟な王女と人間の愚かさと素晴らしさを教え「今日」を救う為に戦う男性兵士との絆と愛を描いた真の女性ヒーローの誕生秘話
第一次対戦の時代を感じさせる衣装や精巧なセットに加えて戦士として戦うガル姐さんと存在感が尊いクリス・パイン演じる兵士が最高‼️
前半の”セミッシラ”では目を見張るようなロケ地とセットによる美しさが芸術的で中盤からの人間界でガラリと変わる全体的にくすみ、青や灰色を用いた色合いの対比が良い。
“ノーマンズランド”でのドイツ軍を片っ端からフルボッコにして行く描写がカッコいい‼️
但し”ワンダーウーマン”を描く事に力が入り過ぎて敵として戦う神が強いのか弱いのかよく分からないという勿体無さは何なんだろう?(ビジュアルは結構好みなんですけどね)
王道ながらも1人のヒーローが誕生する過程を実際の時代に「ヒーローが存在したら?」という実験的な感覚で楽しめた上に今作ではヒロインを通して分かる当時の「男性優位社会」のお堅い様子、「女性は投票権のみ」
「女性は自分の意見を言えない時代」に会議室でダラダラとのさばる将軍たちに「戦場へ行け!兵士は死ぬ為にあるんじゃ無い!」と豪語したワンダーウーマンは素晴らしい。
☆☆☆☆