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吉川 佑人
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』吹替版
1969年のハリウッドで落ち目の俳優とスタントマンのコンビの会話劇が織り成す虚構ドラマ×シャロンテート事件という史実に基づくストーリーを見事に噛み合わせた”もしも”コメディ
均等に進む２つの物語を自然に描いたタランティーノの手腕に感服。
タランティーノ監督の手腕により新境地を開拓したレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット２人のカッコいい名優の他タランティーノ作品ファミリーらが再び集いハリウッドへの愛と希望を込めた会話劇に加えてジワジワと引き込む不穏な緊張感の中で貯めて来たものをラストシーンで唐突に暴力を爆発させ笑いを誘う演出に感服です。
シャロンテート事件で悲劇的な結末を迎える事になった彼女を演じたマーゴット・ロビー
部屋にあるレコードでノリノリになってダンスしたり、彼女にプロットを当てずに日常を楽しむ１人の美しき女性として描いた点がタランティーノ監督なりの救いだったのかな…
☆☆☆