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吉川 佑人
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
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『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
両親の突然の死で孤児となった幼き3人の子供たちは血縁関係の無い舞台俳優で密かに子供らの遺産を手にしようと目論む卑劣なオラフ伯爵に引き取られ、あの手この手で難を逃れようと奮闘する秀作ファンタジー!
七変化するジムキャリーの怪演劇が実に愉快!
1つの作品で描くには勿体なさ過ぎる腹黒く狡猾で独特なキャラクターだったオラフ伯爵
それもこれもジムの怪演と愉快なノリが合ってこそ出来たキャラクターなのかはさておき、「遺産」目的なのは明快ながらも彼が子供たちの両親を殺した理由と両親の属する組織に関しては謎が残ったままだったのは残念。
オラフ伯爵に執拗に狙われる孤児の3人の子供たちもまた各々が独特な才能の持ち主であり、協力してピンチを切り抜ける姿は愛おしいし、もっと見ていたい。特に4本の歯でガリガリなんでも齧り、<赤ちゃん語>を話す末っ子が可愛い💕
シルエットの語り手の正体は謎だし役者も分からない上にM・ストリープ⁉️
☆☆☆