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吉川 佑人
『ボーダーライン』
2/12
『SICARIO /ボーダーライン』
巨悪化するメキシコ麻薬カルテルを殲滅すべく極秘任務に誘われた女性FBI捜査官がCIAの捜査官と謎の男らと共に行動を共にするも、”法”無き世界で悪を裁く筈が常軌を逸した行いと国境付近を拠点とする巨大麻薬組織の手の者が見せる闇に翻弄されて行く傑作アクションスリラー
戦争<復讐
もはや定期的に見て補充しないとダメな作品の一つになった。音楽も劇好み✨
冒頭から中盤までの不穏で畳み掛けてくる音楽をバックに突如として吹き飛ぶ小屋や家中至る所から見つかる袋詰めの死体…
ここまで見せるのか?ここまでやるか?と思わせる見えない敵=麻薬カルテルの恐怖を煽りまくってのメキシコ国境渋滞シーンの病みつきになる緊迫感。
法など無視の命の安さ…
メチャネタバレになるけど、これらを引っくるめて豪快に裏切る「復讐」目的の映画である事が最後の最後に明かされるシェリダンの手腕引き立つ脚本と、冷徹で死んだ目のベニチオが全てを持って行く終盤シーンの恐ろしさが素晴らしかった。
☆☆☆☆