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吉川 佑人
『ファイナル・デスティネーション』
『ファイナル・デスティネーション』
飛行機爆発事故の予知夢を見た高校生の少年と友人たちが九死に一生を得て助かるが、事故を免れた生存者たちが執拗に付き纏う死の運命に襲われる大傑作スリラーホラー
カルト的な人気を誇るシリーズ1作目
創意工夫なピタゴラ事故死と死の法則が観客を引き込む様は正に発想勝利！
座席に乗っていた順で、奇怪過ぎるありとあらゆる手段を用いて襲い掛かる”死”の運命が迫り来る今作は、後のシリーズに比べると地味な感じではあるものの、「身の周り」に潜んでいて当然の危険性にドキドキする楽しさと共にスリラー作品として主人公たちが何かしらの対抗策で運命を妨害出来る点も魅力的。
ネタバレになるが、ルートン先生の死に方だけは今作の中で突発的に死神が招いたのでは無くて、キッカケからトドメの一撃までもを自分で招いてしまった点がなんとも言えない虚しさ…
一方で首に風呂場の栓のワイヤーがとんでもない描写で絡み巻きつくトッドのあまり時間を掛けぬ窒息死は観ててゾッとする。
☆☆☆☆