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吉川 佑人
『バットマン (1989)』
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『バットマン(1989)』
犯罪都市ゴッサムで正義を貫く闇の守護者バットマンと彼に化学薬品で突き落とされたギャングが変貌したジョーカーと宿命の因縁対決がはじまる


T・バートン独特の美学とキャラの陰影、彫刻のような街や建造物、印象深いバットモービルの活躍劇。D・エルフマンのテーマ曲が最高👏


ブルース・ウェイン/バットマン
幼少期に両親をギャングにより目の前で射殺されたトラウマから悪を憎み、残された遺産を使い自警活動を行い夜な夜な悪人たちを恐怖に叩き込む漆黒の怪人”バットマン”となる。
一方で美人カメラマンのベッキーと出会い、一般人の様に女性を好きになり人生を歩もうとするが、同時に彼女の存在がブルースの内なる闇が彼の本能を突き動かし普遍的な生活を行えないと気づかせバットマンとしての活動が家族の仇であり宿敵ジョーカーを倒す為の戦いに動き出す。




演技派のキートンだからこそ光と闇の2つの異なる人格を持つ人間を演じ分けられたのだと思える彼の演技が自然で好き!

人には言えない方法で夜な夜な街で悪を裁き「恐怖」を植え付け威圧させる独自の戦い方を魅せる男、バットマン。
演技派俳優のマイケル・キートンが体現したブルースの持つもう一つの人格であり、本当の姿であるバッツ!
仮面が首と固定された上にマントと一体化しアンダースーツにパーツを貼り付けただけのあのスーツ。
しかし、歩き辛い衣装での”バットターン”や不適な微笑みが実に恐怖を煽る感じがしていて好き!


一度聞けば耳に残って仕方ないダニー・エルフマンの勇ましさの中に面白さと闇のドラマを秘めているテーマ曲やシーン毎によって味や曲調が変化する映画音楽を表現した音楽が世界感を象徴していて素晴らしい!
出てくる度に明るいワルツが掛かるジョーカーのテーマ曲は愉快犯的なキャラを象徴していて👍
☆☆☆☆

