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吉川 佑人
『バットマン:ダークナイト リターンズPart 2』
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『バットマン:ダークナイト リターンズPart 2』
ミュータント団の恐怖から街を救ったバットマン復帰の一報で休眠状態の宿敵ジョーカーが目醒め最後の大殺戮と対決を繰り広げる。
そして彼の行動を許さぬ米国政府の依頼でロシアとの戦争に参加するスーパーマンがバットマンの前に立ち塞がる
最後の勇姿を魅せるバットマン。
友人ジム・ゴードン本部長も引退した事で大多数の警察から追われる身となりながらも夜な夜な街の片隅で起きる犯罪や犯罪者たちと激闘を繰り広げる今作の姿はやっぱり至高!
ザック・スナイダー監督が好み敬意を込めて映像化した「バットマンvsスーパーマン」の原作でスーパーヒーローの人間的ドラマや今迄に見せなかった英雄視される者の別の一面をコミックスで描いた巨匠フランク・ミラーの世界観と根源的な”正義の在り方”や”権力の不信感”を見せている演出は斬新で面白い!
ヒーローチーム「ジャスティス☆リーグ」が強制的に解散させられ、行動が制限されたヒーローたち。
しかし、政府の免罪符によって唯一ヒーロー活動が限定的に許可されているスーパーマン!
“正義”やモラルを持つ彼が今作では無敵の力を駆使してジョーカー以上に戦争で多くの命を奪い大統領が操る”兵器”として最大の敵として描かれる今作の彼の立場は中々面白い。
死の道化師としてバットマン史上最凶最悪のキャラクターとして切り離せぬ男ジョーカー
バットマンというヒーローの存在意義を引き立て永遠に続く戦いを行い面白半分で理由無く人々を手に掛けて来た彼がバットマンへの狂愛を叶えるべく人々を殺す今作で遂に一線を超えさせ永きに渡る戦いにケリを着ける衝撃展開は壮絶…
「バットマンvsスーパーマン」の対決シーンの完全なる元ネタであるこの対決劇。
アニメーションだからこそ実現可能な人間の運動神経を超越しハルクバスター並みの怪力と俊敏性や武器・ブルースの卓越した頭脳によりスーパーマンを追い込むアーマードバットマンの迫力のアクションは凄すぎ✨
☆☆☆☆