03-3712-6496

大東京(理容室・メンズシェービング)

03-3710-8322

CITY(美容室・レディースシェービング)

ブログ

『シン・仮面ライダー』鑑賞 2回目

3/31

『シン・仮面ライダー』2回目
“ライダー…仮面ライダーと名乗らせてもらう”

オタク制作映画!に若干の期待と不安を胸に来る観客が何を思うかなどお構い無しのアニメ界出身ならではの下手クソ人間ドラマ&説明長台詞で置いてきぼりを食らわし描き銀幕で魅せるはド昭和感描写に”あらら〜”

カッコいい👍

プロモーション映像でファンを唸らせた再現映像を使用した完全一致オープニングから始まるのかと思いきやまさかの唐突に始まり、ザ・暴力で敵をブチ殺す人体破壊描写を繰り出し「人は助けたいが殺めたく無い」という相反するジレンマと敵によって得た力に苦悩する仮面ライダーあるある哀しき業を背負い戦う姿…
嫌いじゃ無い。

全てを分かった上で見る「2回目」とは頭を揉みくちゃにされた1回目とは違う感じで観れるから好きだ。

この作品も、庵野秀明監督の「見たい」を具現化した為に置いてきぼりを喰らうがそれはそれで好きになろうとする努力する。
最初は分からなかったけどエンタメ性は在りきで今は何もかもスッキリした心だ。

“二人でダブルライダーか”
“一文字、後を頼む。”

「ルリ子を頼む」亡き男の遺言…
優しき心を持ったコミュ障の青年が自分にだけしか出来ない、たった1つの約束を果たす。それだけの事を、彼女を守る為だけに拳を振う!
仮面ライダー/本郷猛

彼の人間性、人の持つ優しさと哀しさを体現した演出が描くドラマが泣かせやがる。

“私は用意周到なの。”

“辛いという字に横線を1本足せば幸せという字になる。
幸せなんて辛さのすぐ近くにあるものよ”

“マフラー…似合っててよかった”

父である緑川博士と共に本郷を連れ出した情報処理専門の”緑川ルリ子”

最初から最後まで色々と名言連発しまくりで愛着の湧いたキャラクターだったな。
常に沈着冷静な態度で物怖じせずに実力行使な女性だったが人間の持つ「優しさ」を武器にする本郷と行動を共にする過程で彼を信じ、自身では果たせぬ希望を託すまでに変化の兆しを見せた変化はもはや綾波レイだった。

浜辺美波がアップだろうが引き画だろうと可愛いんです。

“俺は一文字隼人
「好き」が俺の生きる基準
今から俺は仮面ライダー第2号だ”

孤独を愛する一匹狼のジャーナリストが改造人間となり組織の駒にされるも洗脳を解除され本郷とルリ子2人の意志を継ぐ孤高のヒーローへ!

馴れ馴れしい口調に崩さぬ軽い接し方に自分流儀を貫く少しガサツな性格、嫌いじゃない。

劇場鑑賞2回目で思った事は、初日に見た時よりも頭がストーリーや展開にちゃんと付いていくし、1番醜かったトンネル内でサイクロン号を豪快に使ったショッカーライダーたちとのバイクチェイス!
CG差し替えたんですか?って位に鮮明になっててマフラーが全員黄色である事や銃の火花エフェクト足した?

“裏切り者には死を。
さぁ、あなたも死んで私の幸福の一部になってください”

アクロバットな運動神経とトチ狂った感覚で組織に離反する者を冷酷かつ残忍に処罰する紳士ぶったサディスト精神旺盛な強化人間の死刑執行人クモオーグ


ずっと聴いてられる感情表現を言葉にし存在感がとにかく強くて最高✨

蜘蛛を名乗るに値する手脚の演出…
まさかあんな形で出して来るとは!
やたらとS気を感じさせる様な反応…
アクションも飛んだり跳ねたりと忙しい奴ながらカッコいい!

記念すべき1971年の第一話「怪奇、蜘蛛男」で撮影した場所を今作でも可能な限りで使用し残りはCGで再現した粋な演出はやはり庵野監督らしい👍

“ショッカーに生まれし者は
ショッカーに帰る。
それが筋でしょ?”

街の人間を洗脳し従えプラーナを自身の為に奪い殺す。
ルリ子を「ルリルリ」と相性で呼ぶ刀集めが趣味の暴力嫌いのサイコ姉さんハチオーグ

西野七瀬のツインテール女将姿が印象的なるも”チェンジ”の一声から仮面装着の下りまで最高✨

“あなたのオモチャを目の前で思いっきり壊してあげる!
だから、私の前で泣いて!

思いっきり泣いて!”

友情に近しきものをルリ子に感じながらもイジメ欲が勝る彼女の発言は狂気を帯びている…


変身段階で西野七瀬の目が変わり顔も変異する演出がもう堪らなく性癖にブッ刺さるんです!アニメーションみたいな高速戦法で見せた映像は実写ではちょっと新鮮味があって良き✨

音楽面に関しては今迄、庵野監督作品に携わって来た「エヴァンゲリオン」シリーズや「シン・ゴジラ」の鷺巣さんから変わり

「ジョジョの奇妙な冒険」や「天元突破グレンラガン」の岩崎 琢さんへバトンタッチ!

往年の音楽のリミックスからノイズ的に挿入される演出はオリジナルスコア曲と昔の楽曲の組み合わせを期待していた分だけ1番ガッカリさせられたが、仕方ない…

☆☆☆