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吉川 佑人
『ザ・サークル』
『ザ・サークル』
憧れの巨大SNS企業に採用され奮起して働き始めるメイだったが、やがて私利私欲に塗れた恐ろしい実験に利用され大切なものを失ってゆくSNSスリラー
「透明性の取れたオープン性」
「プライバシーの尊重」が消え
その人という個人が体感する”瞬間”と”日常”が赤の他人にシェア(共有)され利用される…
そしてそれを「異常」とは思わずに人間特有の「慣れ」と認識して平然と生活していられる世界。
それは果たして正しいのか？
近年、爆発的に普及した数多くのSNSによってその日に起きた世間や個人に関するニュースやエンタメ、ゴシップなどを含めたありとあらゆる「情報」を世界中の人々が「スマホ」や「PC」を使う事で共有し、拡散し、知る事が出来るようになった現代社会。
「Twitter」や「Facebook」を始めとするSNSにおけるボーダーライン(境界線)は何処に有るのか？
それはSNSを使用する「個人」が線引きするしか無いのです。
それが集団になった時が一番恐ろしい…
可愛いけど間違った方向へと向かうヒロインを演じたエマ・ワトソン
謎めいた人物ながらもエマへと警告する
ジョン・ボイエガ
そして生き生きした顔から死んだ顔へと変化するカレン・ギラン！
何故出てくれたのか最後までよく分からなかった1番の無駄遣いになってしまった名優
トム・ハンクス
色んな意味で勿体無く惜しい作品になってしまった作品であった。
☆☆☆