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吉川 佑人
『ゴジラ -1.0』IMAXレーザーGT版 鑑賞
11/6
『ゴジラ -1.0』IMAXレーザーGT版
終戦後の荒廃した日本
復興に向け動き出す人々…
戦争で家族を亡くしある女性と知り合った青年は海で機雷処理作業に勤しむ中、船を襲撃する巨大生物・通称「ゴジラ」と対峙し逃げ延びるも奴が銀座に上陸を果たすSFホラー

あのテーマ曲が史上最大の上げ&絶望演出に✨


1954年のオリジナルを踏まえ、あの時に日本人が思っていても言えなかったメッセージを今だからこそ携えて、山﨑監督の愛溢れる「ゴジラ」を7年振りに70周年記念の日本版として実写映画として復活させた今作は適度なドラマに蹂躙する害獣ゴジラを見せてくれた事に感謝します。


ゴジラ
ある島に伝わる伝説の存在。
ビキニ環礁の核実験で多量の放射能を浴びた事で船舶を沈められるサイズへと急成長し本能に赴くまま襲い、戦艦の砲撃でも怯まぬ外皮と特殊能力を持ち日本上陸を果たし甚大な被害を与える巨大不明生物!
シリーズ史上過去最凶の凶悪さと生物らしさを兼ね備えた存在✨


“生き残った人間はきちんと生きていくべきです!”
って芯の強い台詞を言い放つ美波ちゃんの思いを掻き消すかの如く、テーマ曲共に突如出現し生きる為では無く本能に従い暴れ蹂躙する害獣として復興中の銀座を滅茶苦茶にし逃げ惑う人々を虫ケラの様に踏み潰し命を奪うトラウマ必須のゴジラ描写が最高👏

ハリウッドの様にCGの粗探しから逃げる為に豪雨の夜を使うのに対し、今作は「真昼間」でシンゴジラ同様に日本の”超限られた予算で見せてやる”意気込みがビンビンに伝わるVFXの完成度と平成ゴジラの顔での存在感と恐ろしさが凄く良い!
怖さとカッコ良さを魅せる最高の出来栄えと放射熱戦ギミックは反則!


「俺の戦争は終わってないんだ…」とランボー台詞かましてゴジラと真っ向から戦う何処か苛つく主人公と彼を支えたい芯の強い乙女さんドラマの受け入れる場面と受け入れ難いドラマに複雑な思いを抱きながら、浜辺美波ちゃんに涙を持って行かれる演出。
「誰かが貧乏くじ引かなきゃいけねえんだよ」で良いおじさんの佐々木蔵之介さんがまぁ良き。

「こんな小さな船で… 」13ミリ機関銃を搭載した小型艇でゴジラ相手にマジなJAWS繰り広げる序盤は、勝てぬ相手に全力で機関銃の弾を無駄に浴びせまくり自然な「やったか?」を味わえる場面に大満足👌

容赦無く吹き飛ばされる戦艦と過去史上最強の1発でキノコ雲を作る程の熱戦の威力に満足しつつ蹂躙シーンは不謹慎ながら大笑い!

戦争末期という舞台設定がこの上なく整い完璧すぎる今作は、予告編で思っていた通り武装解除で武器無し& GHQ(アメリカ)の立場や面目を保ちたい意地悪な日本政府という絶望詰み状態から無謀にもゴジラに挑む人類の無鉄砲さの予想を超えて来た胸アツ最終決戦の作戦とテーマ曲にテンションがブチ上がり!


「死」を前に恐怖し「生」にしがみ付き生き延びてしまった人間の葛藤を見て「テメェら人類の都合など知ったことか!」って無慈悲な破壊神として戦争で散った人間たちの業を全てぶつけてやらんが意志をビンビンに放ち熱戦でキノコ雲作り出す悪鬼としての描き方が立派なゴジラ映画だったじゃないですか!


怪獣が蹂躙した後の光景が本当に地獄絵図だった点に追加で幸せを望む神木青年が味わうドン底の咆哮×噛み合い空に向かい咆哮を上げる最強VFXの真髄を見せられた現時点で日本レベル最高峰のゴジラと馴染み劇伴の鬼組み合わせ勝利✨

当たり外れが激しく別れる山﨑貴作品の「寄生獣」2部作で知った音楽家の佐藤直紀
作曲家の色と特徴が反映される映画音楽で独特の雰囲気と世界観を作品に当てはめる彼の楽曲の手腕は今作でも健在であり、ホラー要素盛り盛りで「ゴジラ対モスラ、キングコング」からチョイスした名曲の選択は素晴らしい👍


ミリオタじゃないけど、戦艦や武器取り上げ戦艦群がカッコ良すぎたわ!

最後にこれだけ言わせて。
終盤のアレと音楽のタイミング山﨑貴よ、あんた絶対にGMK好きだろ⁉️
☆☆☆☆☆

