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吉川 佑人
『キング・コング : 髑髏島の巨神』
2014年公開の『GODZILLA』に続く
“モンスターユニバース”作品2作目!
『キング・コング : 髑髏島の巨神』
1973年、アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した日、特務研究機関モナークの一員であるランダは、ランドサット(NASAの地球観測衛星)が発見した常に嵐に囲まれた未知の島・「髑髏島」への地質調査を実行する為に帰還間近のアメリカ軍と冒険家、学者を招集し道の領域に足を踏み入れるが…
幾多のヘリが飛び交いサイズミック爆弾により地上を爆撃して行く中、突如として部隊のヘリが墜落!!
そして髑髏島の主であり守護神として崇められる巨大な猿の生物=”コング “がヘリ部隊の前に姿を表す!!
攻撃を開始する人間たちだったが、機関銃が全く歯に立たないコングの猛攻撃により壊滅し散り散りとなるヘリ部隊と調査団たちに次々と島に生息する巨大生物たちが猛威を振るう!!
部下の大半を皆殺しにされたパッカード大佐はコングへの復讐を決意し散り散りになった一行の一組は第二次対戦時に島に辿り着いた元軍人から島の秘密と島に潜む凶悪な生物の存在を知る。
3日後の合流部隊と合流し島から生きて脱出を図る人間たちはこの島で壮大なるバトルへと巻き込まれて行く…
過去の「キングコング」作品とは全く違う作品となる今作は元ネタとなる映画やアニメネタが盛り沢山!
「ベトナム戦争時代」を舞台にしたカルト作品の「地獄の黙示録」を土台とした今作は、夕陽をバックに仁王立ちするコングの堂々としてパワフルな暴れっぷりを始めとし映像がカッコいい!!
そしてそんなコングに恨みを抱き抹殺しようと復讐心に囚われて動く根っからの軍人を演じたのは映画ファンにはお馴染みのサミュエル・L・ジャクソン!!
決め台詞「マザーファッカー!」を言ってしまうと映倫規定で今作品がR指定へとなってしまう為に今回は泣く泣く封印。
それでもコングをはじめとする巨大生物たちに慈悲を見せぬ態度を見せつける様は凄まじい!
コングの親を殺し原住民や調査団を襲う巨大な大トカゲの怪獣”スカルクローラー”のデザインもとても素晴らしい。
前脚2本と尻尾が体の一部となり蛇の様に相手に絡み付いたり自由自在に動かし獲物に襲い掛かる様は正にハンター!
因みにこの怪獣の元ネタとなったのは「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した使徒の顔面
言われてみれば納得が行くと思うので確認してね。
そんなスカルクローラーどもと壮絶な戦闘を繰り広げるコングの死闘は大人から子供までアドレナリン全開で観れる事間違いなし!!
チビサイズの場合↓
小っこいので2匹同時に相手にしても余裕。
しかし、これが親玉のビックサイズになると
そんなこんなで大バトルを繰り広げるコングは今作で人間の様に武器を使用!!
「コングが武器⁉︎」と疑問に思った方もあるだろうが、その疑問にはしっかりとした答えが用意されており、
原住民らが「道具」を使い小さな村や村を守る為の巨大な壁を築く様子を見ていて覚えたという知性の高さを持っている
という裏設定までしっかりと用意してあったからなのだ。
その為に終盤の巨大なスカルクローラー戦ではそこら辺に生えてた木を引き抜きバットの様にしてスカルクローラーの顔面に叩き込むというアクション描写を見せてくれた様はメチャ最高!!
とそんな訳で過去(特に世界に衝撃を与えたオリジナル)の「キングコング」への敬意を払いつつも誰も観たことのないスペクタクル要素とアクション描写、最新のCG技術を総動員した超大作となって2017年に復活したエンタメ作品である。
☆☆☆☆☆