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吉川 佑人
『カフェ・ソサエティ』
『カフェ・ソサエティ』
1930年代ハリウッドにN.Y.から叔父を訪ねてやって来た青年は叔父の秘書の魅力的な女性ヴォニーと出逢い、恋仲になって行くのだが彼女には秘密があった…
“人生は進み人は変わる”
運命の女性と出逢い恋をし別れ再開する残酷ながらも男女の人生向かう道は１つ。
だが、心は夢を見る
男性が恋をして女性を好きになる。
自分が一目惚れして好意を持ち相手からもそれを受け取ると付き合える？
男女の友情と恋模様とは複雑に絡み合った糸のように時に解れやすく、時に固く結ばれるものと同じ。
しかし男の想いが一方通行でそれは果たせるのか？いいや。
そんな事はない。
女性にとっても多分同じで相手から想われその気持ちを受け止めたとしてもその人だけに想い焦がれるだけでは無く、彼女自身も他の人を愛する。
失恋したばかりで出会った心優しき女性に心を繋ぎ止められ両想いに。
それは確かに嬉しい事でもあるし、両者にとっても素敵な事でもある。
しかし、本当は…
そんな複雑な男女の心の行方をカラフルで鮮やかな美術や映像美で彩る今作は偶に見返したくなる。
☆☆☆