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吉川 佑人
「機動戦士ガンダム 宇宙世紀篇③」
可能性を信じる者も信じぬ者も哀しい一人芝居の果てに消えて行った
そしてその無惨を糧にしてあの男が地球圏に帰って来た!
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
時に宇宙世紀0093
莫大な質量を持つ資源衛星を地球へと落下させ地球を人の住めない土地とし、宇宙へと出て来た人類をニャータイプが生まれる時代を作る。
人間に絶望し地球寒冷作戦という力で世界を変えようと三度立つ”赤い彗星”シャア・アズナブルと人類の可能性を信じ、それを止めようとするアムロ!
かつて互いに殺し合い共に戦った2人の男
同じニュータイプでありながらも異なる思想故に道が交わることは無い。
アムロとシャアの宿命の対決が遂に終わりを迎える!!
νガンダム vs サザビーによる究極のMS戦!
時限爆弾により爆発し、崩壊を始まる資源衛星アクシズ上でぶつかり合うビームサーベルの閃光とにぶき音を立てながら展開するMSによるプロレス殴り合い!!
大人へと成熟し女性たちに「母」を求めた男が父祖の代から魅せられ囚われ続けた思想。それこそ究極の一人芝居か…
今作のガンダムとサザビーに取り付けられ用いられた合金
<サイコフレーム>
戦争の道具にするにはあまりにも不完全な技術だったが、人の精神、未知なる可能性に触れる力をも潜在させていた。
崩壊したアクシズが地球へと落下を始める中
シャアとの戦闘に勝利し彼を拿捕したアムロは1人ガンダムの推進力で地球へと落下するアクシズを押し返そうとするが…
連邦とネオジオンのMSがアムロに続く!
次々と爆散しながらも押し続けるMSたち。
「地球」を破壊したくない!
その思いは敵も味方も同じだったのだ…
巨大な力が生み出されようとしていたアムロとシャア。
2人の意思が拡大し、戦場にいる男たち女たち、地球圏に住まうすべての人々の意思を集積させるかのように放つ虹色の光。
<アクシズ・ショック>
奇跡を目にし、自らの生き様を振り返り腐敗した連邦に絶望し、人類の粛清を始め全てにケリを付けるべくアムロと互角に戦うことを望み宿敵アムロへと送ったサイコフレームが自身の計画を阻止しようとは…
「そうか。しかしこの暖かさを持った人間が地球さえはかいするんだ!それが分かるんだよアムロ!」
「分かってるよ!だから世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!」
その虹色の光は確かに星を動かした。
母なる星を守るべく百億の意思を集積した光
人の心の光が…
最後の最後まで分かり合うことのできなかった2人の男たち…
人の心を信じてきたアムロには理解出来なかった。「人はいつか分かり合える」
一年戦争で手に掛けたララァの存在と彼女と一時ながらも意思を交わし可能性を示した時の様に…
だが、残酷なる運命は2人の天才を和解させなかった
この戦争を最後に赤い彗星と連邦の不屈の英雄は戻る事なく消息不明となった。