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1/12 鑑賞

『THE HITCHER /
ヒッチャー <ニューマスター版>』
ある嵐の夜に1人のヒッチハイカー、”ジョン・ライダー”と名乗る男を車に乗せた青年が突如として殺人鬼の本性を現した彼に襲われ何とか難を逃れるも執拗に追い回され無関係の周囲を巻き込んで行く大傑作ロードスリラーが<ニューマスター版>で復活‼️

最凶最悪の男ライダーの存在に痺れる！

“ハイウェイの途中で地獄を見た”

「何故自分が？　目的は？

何処までも付け狙う理由は一体何だ？」

誰もがこの手の作品を見た際に覚える感覚を抱かせたまま、この疑問符に対する答えを決して明かさぬまま突き進んで行く予測不明なハラハラ展開劇に不明瞭な動機と理不尽なき追走撃、そして狂気を滲み出して不敵な笑みで観客の不安を煽るルトガー・ハウアーの圧倒的な存在感を劇詰めにした普遍的娯楽作品だ！

ジョン・ライダー
嵐の夜に青年の乗る車にヒッチハイクさせて貰った謎の男
正体は自分の狙った獲物が自身に争う様を見ることを好む連続猟奇殺人犯‼️

自分を乗せた青年の常に先を行き彼を延々と嫌がらせし続けて精神的にジワジワと追い詰め、折り畳みナイフでの脅しから始まり、ガソリンスタンドでは車ごと焼き殺そうとし、彼が警察に捕まると警察署を襲撃したかと思えば時に究極の選択肢を与えるマジで動機不明の生身の悪魔！

まるで猫が捕らえたネズミをいたぶるが如く延々と続け、2人の間の邪魔になる者を惨殺する様は一種のホモセクシャルを感じさせる。

この強烈なサイコキャラに命を与えたルトガー・ハウアーの演技に魅力される。

☆☆☆☆☆