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吉川 佑人
『JIG SAW / ジグソウ:ソウレガシー』
『JIG SAW / ジグソウ:ソウレガシー』
目覚めると見知らぬ部屋
頭にはバケツ
首には壁の先へと繋がる長い鎖、目の前の壁には無数の丸ノコギリ刃
同じ部屋に集められた各々に秘密の過去と”罪”を隠し持つ男女4人のプレイヤー
部屋にこだまする謎の男からのメッセージ
「”さあ、ゲームをしよう”
“お前たちは嘘をついてきた、
己の犯した罪を告白せよ”
“真実のみがお前たちを自由にする”
“お前たちにとって命の価値は何だ?”
生きるか死ぬか、選択はお前たち次第だ”」
一方、遺体安置室へと運ばれた顔半分が切断された死体を見つめる殺人課の刑事と検査官たちは遺体から抜き出した謎のUSBメモリに衝撃を覚える。声の主は10年前に死んだ筈の殺人鬼”ジグソウ”のものだった…
2004年に公開されその後も一年毎に続編を出し続け、連続ゲーム殺人による予測外の展開と筋の通った犯罪哲学と全てを裏切り伏線を回収する驚愕のラストに痺れ、疼かせ世界中に多くのファンを作り出し7作目で完結したスリラーホラー「ソウ」シリーズの意志を継いだ8作目!
単純明快ながらもストーリーもよく考えてあり、”ジグソウ”が世間に与えた影響は何を与えたのか?プレーヤーや刑事、興味を抱くもの達などの登場人物らが主役。
彼等の行動や言動の一つ一つが物語のピースとなりその真相が”新しいゲームとなる”‼️
今回も「生きる為に自分の利益を考えるな」という哲学は素晴らしい!
過去シリーズに登場した懐かしき”仕掛け”が再登場する他、今作でも新たに創造された精巧なる殺人トラップのアイディアに頭が下がるも、シリーズ的に観ると人体破壊の痛々ゴア描写は初見さん向け並の優しさMAX!
お気に入りは何と言っても最後にとんでもない花びらを開花させてくれた3作目の首輪を改造したレーザーカッター!
とシリーズ信者なら取り敢えず毎度同じ展開劇と終盤に関しては予測はできるも、そこそこ楽しめる内容になっている。
☆☆☆