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6/15 鑑賞

『グリーンブック』
高名な黒人ピアニストが運転手に雇った粗暴で世渡り上手なイタリア人。性格も住む世界も正反対の2人が人種差別が色濃く残るアメリカ南部を回る演奏ツアーの旅に出るロードトリップヒューマンドラマの傑作

マハーシャラ・アリとヴィゴ・モーテンセンの2人がとにかく最高！
最後のレストランから出て代わりにクラシック曲をピアノで弾いた酒場での演奏シーンが旅の演奏の中でも1番好き✨

物語の序盤で黒人を馬鹿にし、彼らが触り使ったグラスをゴミ箱に捨てていたトニーがドクとの旅で「黒人差別」の概念を少しずつ変えて行き彼と育んだ友情と絆で終盤の親族との会話で黒人差別の言葉を注意し、訪ねたドクを温かく迎え入れる変化をさり気なく描いていて素晴らしかった。

黒人だから、白人だからと互いに口に出さずに世間で思われている押し付けの考え方「この曲は聴き、この食べ物は必ず食す」っていう「偏見」をトニーとドクの会話劇からも分かるシリアスな問題となる「人種差別」を多少のユーモアと主演2人の有事と共に描いた事で見易い作品になっていた

☆☆☆☆